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monologue

この1か月色々なことから離れてみて、いかに自分の頭が今までおかしかったか、という感じがしていて、ようやく正気に返ったような、そんな感じだ。この数年仕事は片手間にしかしていないのに、休養をちゃんとしていたかというとやっぱりそんなにできておらず、かといって仕事以外の大事なこともほとんどできていない。

医療って人を助けることではない。医師の役割は特にそうだなと思う。看護はまた違うかもしれない。でも基本的には、その場の限界と適切を見極めて、その場の最適な仕事をすることなのだ。誰かを慰めること、苦痛を和らげること、優しくすることはその範囲において織り交ぜるものであって、それが先に来てはいけない。

というより、愛は存在の深みにあるものであって、過保護な母のようにひけらかして他者を子ども扱いすることではない。

そもそも自分は人助けに向くオープンさとか、おおらかさとか、温かさとか、そういうものに欠けているように思う。むしろ公正さとか合理性とか最適化とか、そういうものへの指向性が強いのに、人助けとか役に立つとか優しくあることへの義務に乗っ取られてしまったのは、自分が女性に生まれて、この社会が女性に求めるものを、生き延びるために知らず知らず取り入れ優先しまったからである気がする。この社会でどう生きればいいのかとか、数十年生きてもさっぱりわからないんだけれども、N国とか見てるともうむしろなんでもありなのかなと思い、絶望するとともにほっとする。なんかもうなんでもありだから堂々と生きていいや、みたいな。どうせあとそんなに生きないし、のような。
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