日別アーカイブ: 2012年1月18日

ときめきに従うこと、従えない病。【書評】人生がときめく片づけの魔法(2)

(つづき)
 この本のタイトルは「人生がときめく片づけの魔法」となっている。こんまり先生が言うには、この方法で片づけを行うと、「人生が変わる」と言い切る。

 私の人生はまだ変わってはいないが、確かに何かを取捨選択する際の判断は早くなったような気がする。「捨てても大丈夫、なんとかなる」という感じは腑に落ちた。そうすると、無駄なものを買わなくなるし、整理する時間が減り、好きなものと過ごせるようになり、探し物に使う時間も減った。
 
 この本のラディカルな点は、こんまり先生の独特な「対モノ観」にあると思う。
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部屋の片づけは人生をかたちづくる。ー【書評】人生がときめく片づけの魔法(1)

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 昨年の私のベスト1。私がたぶん昨年最も影響を受け、実際に行動変容ができた本。
 私自身、ほとんどものごころついてから今までの30年以上、片づけができないことに悩んできた。特に働き始めてからは自分の収入でものが買えるようになったので、あふれかえる本やCD、服、グッズの類があちらこちらにランダムに散らばり、必要なものが普段は使わないものの中に埋もれて探すのに時間を費やすありさま。
 片づけ本も数知れず買った。片づけ界では有名な(笑)「ガラクタ捨てれば自分がみえる」「そうじ力」「捨てる!技術」など。
 しかし読んで一時的に片づけるようになっても、続かない。

 また、困ったことに、精神科の外来にも、「片づけられないが、自分はADHDではないか」という相談が舞い込むのである。今までは全員女性で、「片づけられない女たち」という本がことの発端である。
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