Newtonの時空特集が面白い

祝!はやぶさ帰還。でも苦労に苦労を重ね地球に戻ってきて、「はやぶさは流れ星になったよ・・・」というのはあまりにも日本的ですねー。「よたかの星」を思い出しました。

ところでNewton7月号の時空特集が面白い。
まったく素人の私でも楽しく読めました。

しかし、本当に時空は伸び縮みしてるんですねえ。速度を持って運動していると。もちろん光速に近くならないとほとんどまったく影響はないわけだけど、歩いたり走ったりしてるだけでも少しは時間が縮んだりしているのかと思うと、心がはずみます。
私たちはひとりひとりほんのわずかに違う時空にいるのかも。
そしたらいったい、どの時空で出会っているのか?

私がいつも時空のことを考えるときに思うのは「ボールが止まって見えた」というやつと「離人症」です。

野球選手とかがいう、あの「ボールが止まって見えた」とか、交通事故とかで「すごくゆっくりコマ送りのように感じた」のは、どういう意識状態なんでしょうかね?
楽しいときはすぐ過ぎますよね。苦しいことは長く続くように思える。でも、集中しているときは、時間がすぐ過ぎることも、ゆっくり過ぎることもある。

「離人症」は精神科の症状ですが、「自分の精神過程または身体から遊離して、あたかも自分が外部の傍観者であるかのように感じている持続的または反復的な体験」です。これのある人がみな口をそろえていうのは、「映画をみているようだ」というもので。
これも特殊な意識状態だと思うのですが、自分のいる時空が周囲とずれているように感じる、っていう印象をもってます。

私は子供のころからいつも周囲とずれてるような気がしてたけど、これは時空のずれだったのか。納得。(たぶん違う)。妄想はこれまでにして。

けなげなはやぶさもちょっと載ってます。おすすめ。

Newton (ニュートン) 2010年 07月号 [雑誌]

ニュートンプレス