月別アーカイブ: 2018年4月

短歌 朝

昼が来てまた夜がきて朝になりわたしのこころも呼吸している

あさつゆのみずみずしさのきもちなるとうにわすれしものとおもへど

永遠に朝の来ずともわがいのち闇にひそかにうごめいている

短歌 ことばにならない

クレマチス言葉にならない思いならすべてこの世の果てへと投げて

鍵をかけ心の奥に閉じ込めた言葉と気持ちが錆びついている

きみの声がわれの氷を溶かすとき濁流のごと流れだすもの

短歌 春の宵

春の嵐止まぬ強風凶暴にわたしの中を吹き荒れている

さっきからあなたの細く白い指そのことばかり考えている

夕闇に仄白き花浮かびいできみの顎から光を放つ

短歌 春のありよう

青く固い割りたての竹で書いたよな 愛のことばを手にして眠る

花曇り混ざりつづける色十色 終わらぬ午睡 終わりなき夢

なにもかも曖昧なままひっくるめ愛していたい春のありよう

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久々に短歌を詠んだのは、心が動くことがあったから。こういう感情って使わないと錆びてしまう。また動かしていきたいなと思います。