短歌 望み ~ I hope so.

昼下がり砂漠のように乾ききりひたすら歩く何も望まず

容赦なく澄みきる青き真昼にて叶わぬ望み見透かされおり

望みとは叶えるためにあらずなり心を燃やす薪としてあり

短歌 むすんでひらいて手を打とう Open shut them, and (s)clap !


去るものと受けとるものを見分けつつ ”ゆる~くぅ むすんで 楽にぃ ひらいて”

- quoted from ”むすんでひらいて手を打とう” moonriders ; lyrics : Ryomei Shirai

握ったら指の間をすり抜ける ひらけばそっとてのひらに乗る

手を取って指をからめてまた放す 笑みを交わしてまた手をつなぐ

ひらく - open your wings to the wind

見えずともつばさひろげて風を待つ忘れた頃に揚力は来る

未来とは未知なる蛹(さなぎ)十分に時満ちたならおのずと羽化す

幾重もの衣(きぬ)を剥いでは少しずつ眠りし吾(われ)が目覚めはじめる

短歌 極端に両極端 - Between bipolar extremes


上手くいくいかないとかにいらついて裸足の指で石を転がす

だいたいは右も左も好きじゃない真ん中へんにおおむね一票

「どっちでも、なんでもどうでもいいじゃない?いずれどうにか、なんとかなるでしょ。」

 

短歌 カラダ – Body Talks

肉体のすみずみまでも満たす水 吐いた言葉に合わせてゆれる

うつぶせで寝ている君の浮き出した背骨の数を数えて月夜

体にはどう生きたかが刻まれて耳を澄ませば囁きはじめる