ことのはの束を片手にほんとうに言うべきことを見失ってる
退屈を右手に怒りを左手に歩んだ道を振り返りみる
自分というものに飽きたら次はどう動けばいいかとクレープ食べる
ことのはの束を片手にほんとうに言うべきことを見失ってる
退屈を右手に怒りを左手に歩んだ道を振り返りみる
自分というものに飽きたら次はどう動けばいいかとクレープ食べる
何もかもなかったような眠たさで記憶途切れてけさ春霞
「解く」ものか「かける」ものかと聞かれれば「解く」がおそらく正しい魔法
着々と何かが準備されていく布石を1つ
いま打つたびに
真実はいつも予感のように来て闇に囁く声なき声で
群盲が象を撫でたる断片を寄せ集めても象にはあらず
ふらふらと千鳥足にてはみ出して古い歴史につられずにいる
新月の昏き光が掻き乱すこころしずめてわれ一人立つ
節分の朝唐突に切り替わりいまここに在る新旧を超え
昨日まで冬明日からは春となる今日は境の時間を生きる
昼下がり砂漠のように乾ききりひたすら歩く何も望まず
容赦なく澄みきる青き真昼にて叶わぬ望み見透かされおり
望みとは叶えるためにあらずなり心を燃やす薪としてあり