短歌 夜のお菓子 分けがたし皮膚に残りし温もりは もと君のものいま吾(われ)のもの みづからを深く沈めて吾(あ)の中に 君は何かを捜してをりぬ 抱きあひて在るひとときに巡りしは 君といふ昼吾(われ)といふ夜