日別アーカイブ: 2011年7月24日

官能的精神医学

精神科の診療は、すべての診療科の中で、からだに触れることが最も少ない科です。

診察用のベッドすら、置いていないところのほうが多いと思います。
でも一番大事な情報は、実は感覚的なものにあります。何科に限らず、患者さんは入ってくる様子や歩き方からきちんと観察するよう指導医からは言われます。私が今までの臨床経験で、患者さんの回復をもっともよく反映すると思っているのは、「顔色」と「表情」と「動き」です。
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