日別アーカイブ: 2010年7月22日

Listen to your own inner voice, as Steve said.

ここのところの暑さのせいか、眠れないのが板についてしまったので、ブログ更新。

自分の中の声を聴くというのはなかなか難しい作業であるなーと、最近あらためて思ったりします。
人の話を聴くことについては、以前より少しはまともにになってきたなあと、自分では思っているのですが(でもそれは本当にここ1-2か月の話で、前はひどかったです・・・反省)、自分のほうが案外難しい。
自分の中の声は、自分の色々な不安や勝手な願望やエゴが入ってきたりするので、「望み」ひとつとっても、不安やエゴや自己防衛が動機づけているものなのか、それともそれらと関係なく本質的なところから来るものなのか、それをやってみて痛い目にあってみないとなかなかわかりません。

人生は痛みや苦しみに取り組むことでバージョンアップしていくものではあるけれど、できたらなるべく痛くなくしたい、というのも本音ではあります。

で、自分の中の声がわからなくなったとき、痛みの意味がわからなくなったときに、そんなときにあらためて観てみる、Steve Jobsのスピーチ。2005年のStanford大学の卒業式でのものです。
翻訳はこのサイトから引用。たくさんコピペしてしまってすみません。
スティーブ・ジョブズの感動スピーチ(翻訳)
http://sago.livedoor.biz/archives/50251034.html

これから3つの話をします。たった3つです。と彼は始めます。

1.点と点をつなぐ(connecting the dots)

生まれたとき養子に出された話と、大学の中退を決断したときの話。
中退したあと、Steveはもう必修は出なくていい、好きなクラスにもぐりこむと決め、カリグラフィのクラスに入ります。一見無駄とも思えるこの選択が、あとでAppleの洗練されたフォントの開発につながったという話。

「もう一度言います。未来に先回りして点と点を繋げて見ることはできない、君たちにできるのは過去を振り返って繋げることだけなんだ。だからこそバラバラの点であっても将来それが何らかのかたちで必ず繋がっていくと信じなくてはならない。自分の根性、運命、人生、カルマ…何でもいい、とにかく信じること。点と点が自分の歩んでいく道の途上のどこかで必ずひとつに繋がっていく、そう信じることで君たちは確信を持って己の心の赴くまま生きていくことができる。結果、人と違う道を行くことになってもそれは同じ。信じることで全てのことは、間違いなく変わるんです。」

2.愛と喪失について(love and loss)

Steveは20歳から始めたAppleを30歳で一度クビになっています(利益を追求した経営陣がSteveのやり方は合理的でないと考えたからです。)
しかしこの5年の期間に彼はpixerを立ち上げ、自分のクリエイションをもう一度再開します。それはひとえに自分のやっていることが好きだったからできたのだと。

「その時は分からなかったのですが、やがてアップルをクビになったことは自分の人生最良の出来事だったのだ、ということが分かってきました。成功者であることの重み、それがビギナーであることの軽さに代わった。そして、あらゆる物事に対して前ほど自信も持てなくなった代わりに、自由になれたことで私はまた一つ、自分の人生で最もクリエイティブな時代の絶頂期に足を踏み出すことができたんですね。」

「私が挫けずにやってこれたのはただ一つ、自分のやっている仕事が好きだという、その気持ちがあったからです。皆さんも自分がやって好きなことを見つけなきゃいけない。それは仕事も恋愛も根本は同じで、君たちもこれから仕事が人生の大きなパートを占めていくだろうけど自分が本当に心の底から満足を得たいなら進む道はただ一つ、自分が素晴しいと信じる仕事をやる、それしかない。そして素晴らしい仕事をしたいと思うなら進むべき道はただ一つ、好きなことを仕事にすることなんですね。まだ見つかってないなら探し続ければいい。落ち着いてしまっちゃ駄目です。心の問題と一緒でそういうのは見つかるとすぐピンとくるものだし、素晴らしい恋愛と同じで年を重ねるごとにどんどんどんどん良くなっていく。だから探し続けること。落ち着いてしまってはいけない。」

3.死について(About death)

17歳のときから「もし今日が自分の人生最後の日だとしたら、今日やる予定のことを私は本当にやりたいだろうか?」という問いかけを毎日してきた、という話と、すい臓がんと診断されたときの話。

「自分が死と隣り合わせにあることを忘れずに思うこと。これは私がこれまで人生を左右する重大な選択を迫られた時には常に、決断を下す最も大きな手掛かりとなってくれました。何故なら、ありとあらゆる物事はほとんど全て…外部からの期待の全て、己のプライドの全て、屈辱や挫折に対する恐怖の全て…こういったものは我々が死んだ瞬間に全て、きれいサッパリ消え去っていく以外ないものだからです。そして後に残されるのは本当に大事なことだけ。自分もいつかは死ぬ。そのことを思い起こせば自分が何か失ってしまうんじゃないかという思考の落とし穴は回避できるし、これは私の知る限り最善の防御策です。」

「君たちはもう素っ裸なんです。自分の心の赴くまま生きてならない理由など、何一つない。」

この部分を彼はこう締めます。

「君たちの時間は限られている。だから自分以外の他の誰かの人生を生きて無駄にする暇なんかない。ドグマという罠に、絡め取られてはいけない。それは他の人たちの考え方が生んだ結果とともに生きていくということだからね。その他大勢の意見の雑音に自分の内なる声、心、直感を掻き消されないことです。自分の内なる声、心、直感というのは、どうしたわけか君が本当になりたいことが何か、もうとっくの昔に知っているんだ。だからそれ以外のことは全て、二の次でいい。」

最後に彼が締めくくった言葉。

Stay hungry, stay foolish.

彼のスピーチは失うこと、捨てることがどれほど次の豊饒さを生むか、を示しています。でもそこでくじけないために、自分のやっていることが本当に好きである必要があると。
そして一見関係ない、無駄に思えることでもつなげていくことでそれが次の創造につながっていくということを示しています。この一見無関係なことをつなげること、挫折を次の創造に変えていく力が、「自分」とか「自己」の真のはたらきなんじゃないかと思います。そのためには自分の中のinner voiceに耳を傾け続けること。ドグマからはfoolishに見え続けるとしても。

以下、翻訳つきyoutube。

原文はこちら

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