短歌 みもだえ

平らかにありたしかくも身もだえす身の上なるかうつむきて寝る

うねくねりあげく途切れぬ鉢植えの万年竹はわれの煩悶

咲かぬまま花瓶の中で朽ち果てつ蕾(つぼみ)いかにか口惜しからむ